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2022.01.26

MAGAZINE

Mas の街歩きの旅 | vol.5 松本

私の日本国内の旅について紹介している本連載。
第5回は長野県の松本市に訪れました。


松本市は古くから城下町として栄え、
第二次世界大戦の戦災から免れたことから古くからの建造物が多く残る街です。

また、文化・芸術的な感度がとても高く、
こだわりを持った店主が営むカフェやショップが多く立ち並ぶまさに街歩きにぴったりの土地であります。

今回は街を歩いて見つけたお店を中心に、松本市をご紹介したいと思います。

私が訪れた松本市のマップです。

■ 旅の拠点

まるも旅館・珈琲まるも

今から150年以上前の1868年に創業された””まるも旅館”。
明治中期に建築され、大切に残されてきた建物は、目を惹く佇まいでロマンを感じさせられます。
民芸調にまとめられた館内は落ち着いた雰囲気で,民芸家具の中で頂く朝食は、旅気分を盛り上げてくれました。

まるも旅館は松本市の中心にあるため、観光にもとても便利です。
また、良心的な経営が宿代にも表れていて、なんと朝食付きで1泊1人6,000円というおどろきの値段でやっておられます。

■ 旅の合間のひといき

珈琲店まるも

まるも旅館のとなりにあるこちらの珈琲店も同じ経営で、
店内のインテリアには松本民芸家具が使われています。

落ち着いた雰囲気の中で松本の伝統文化を感じながら飲むコーヒーは格別で、私にとって忘れがたいものとなりました。

松本でコーヒー店に入りたい時は、是非こちらに立ち寄ってもらいこの素晴らしい雰囲気を味わってもらいたいですね。

甘味喫茶 塩川

松本にある昔ながらの甘味処です。
中に入ると昭和時代そのままのような店内に心が和みます。

温かい店主のもてなしと懐かしさを感じる店内でいただく甘味は格別なものとなるでしょう。

■ 松本の文化・芸術を感じる

松本市美術館

何といってもエントランスの広場で我々を迎えてくれる草間彌生の作品が印象的な松本市美術館。
その大きさは彼女の作品の中でも日本一なのではないでしょうか。
美術館の建物にもあの赤い水玉が描かれていて、入る前からウキウキしてしまう事間違いなしです。
カフェ・レストランも充実していて、1日を通して芸術に触れリフレッシュできるでしょう。

まつもと市民・芸術館

日本を代表する建築家・伊東豊雄によって設計された市民会館です。
音楽ホール・劇場として多くの芸術・文化を支えてくれる会館ではありますが、
公演がない時には自由に入ることができ、市民の憩いの場となり、SNS用の動画や写真を撮るのに使用している若い人もいるようです。

※敷地内の出入りは自由ですが、ホールの使用には事前の申請が必要になります。
詳細はまつもと市民芸術館にお問合せ下さい。

■ こだわりのショップたち

minä perhonen Matsumoto

松本にもありました minä perhonen。
言わずと知れた皆川氏の店で、松本店は以前薬局であった建物を改装されていて、
新しいグリーンのタイルをファザードに使い、その個性は松本のファンに受け入れられているようです。
店内には洋服にとどまらず器やファブリック等が揃い、皆川ワールドが展開されています。

こういった店があるのもなんとも松本という土地らしいと感じました。

Kirsikka ( キルシッカ )

北欧ヴィンテージ食器やデザイン雑貨を扱っている店で、ここでは店主自ら買い付けた日本ではなかなか手に入らないヴィンテージの食器を見る事が出来ます。
北欧の雑貨に加え店主自ら作られているインテリア雑貨やアクセサリーもあり、松本市の文化の高さを感じるお店です。

Grain-note

国内の作家が制作する食器・アクセサリー、家具などを扱っているお店です。
多くは地元の作家の作品で、気軽に入れる旅行者にも人気の店となっております。

店内に並べられた商品の多くはクラフト精神に満ちた新しい試みが見られ、見て楽しいお店となっております。

Petrichor (ペトリコール)

読者モデルとしても大変人気があり、現在はデザイナー・インフルエンサーとして活躍する八木下泉さんが信州に拠点を移し、ご夫婦で開いたお店です。
店の造りから什器までこだわって作られた彼女の手作りの店は、古着を中心にオリジナルアイテムの服や雑貨が並んでいて手作りの焼き菓子もいただくことができます。
出来てまだ3年目の新しいお店ですが、彼女の作り出す世界観や人柄に共感した多くの地元の方に愛されているお店です。

彼女は以前私の会社でスタッフとして活躍してくれていた人でもあり、今回の松本の旅ではそんな彼女が作った店に訪れるのをとても楽しみにしていました。
懐かしい顔に会う事ができ、元気に活躍する姿が見られるのも旅の喜びですね。

松本の旅はここまで。
また、次の旅でお会いしましょう。




Masの街歩き松本でした。
2022年1月

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